赤麦復活の軌跡


1997年

種子づくり

1997年、幻の赤麦を復活させようと、美瑛町内の有志で「赤麦を復活させる会」を発足、活動を開始する。
池田町でタクネ小麦が栽培されていることを知り、池田町まで視察に出かけ、タクネ小麦(赤麦)の穂の色の違いに感動を受ける。
同町の生産者の協力を得て赤麦の種子15kgを入手、高谷農園の畑300坪を借りて種子を播く。

1998年

種子収穫

1998年、夏〜秋
前年の秋に種を蒔いた赤麦を手刈りで収穫し、300kg程の種子を確保する。
9月には約4,000坪の畑にその種を播く。

1999年

再び蘇る

1999年、夏
美瑛町の丘に再び蘇った赤麦の風景
 

1999年

各種イベントを開催

美瑛町開基100年イベント事業の助成金を活用して、各種イベントを開催。
赤く色付いた「赤麦の丘」で復活祭を開催し、農産物直売、結婚式、ハープ演奏会、フォトコンテスト等のイベントを行い、2日間の期間中に約4,000人以上の観光客が訪れた。
 

赤麦を撮影するカメラマン

写真撮影に殺到したカメラマン達
 

赤麦結婚式

イベントでの赤麦結婚式やフォトコンテストを開催
 

2000年

赤麦ビール誕生

2000年、春
赤麦感謝の会を開催する。
赤麦復活祭でお世話になった町役場の方、地元農家の方、ボランティアで協力をいただいた方々に、
感謝の意味を込めて「赤麦感謝の会」を開催し、赤麦地ビールの試飲、赤麦うどんの試食を行う。
赤麦地ビール(発泡酒)の評価が高く、本格的に生産を開始する。
この赤麦地ビールを「赤麦鮮烈」と命名し、
同時に特許庁に商標登録を行う。

赤麦鮮烈商標登録

商標登録証と地ビール「赤麦鮮烈」(ピルスナー発泡酒)
 

2000年、町内の各種イベントに参加

2000年、秋
美瑛町の各種イベントに参加。
赤麦のPRをかねて、赤麦地ビールの販売に努める。
赤麦醤油の試作を旭川市永山の農家グループ・「稲穂の会」に依頼する。
又、赤麦による味噌の試作を同時に行う。

2002年

赤麦一坪会員募集開始

2002年
赤麦一坪会員の募集を開始する。(一口3,000円)
会員には赤麦商品セットをお届けし、残金は赤麦栽培の助成費とする。
年間約300名の登録がある。

2004年

観賞用じゃがいも作付け

2004年、春、夏
赤麦のある風景を、訪れる観光客により一層楽しんでいただくために、
NPO法人 循環型社会立案サポートセンター(美瑛町)からの支援を受けて、鑑賞用のジャガイモ「エスペランサ・ビオレータ」を赤麦の隣に植える。
また、同NPOの支援で、美瑛の遊休農地(離農畑)に景観利用型作物を栽培し、遊休地が観光に及ぼす影響等の調査研究を行う。
2003年
北海道開発局、農業水産部「わが村は美しく 北海道」運動より、
地域特産品部門で北海道田園委員会特別賞を受賞。

2005年

わが村は美しくにて講演

2005年
北海道開発局、農業水産部主催、 「わが村は美しく 北海道」運動セミナーで、「赤麦を守る会」の活動を、札幌市、美瑛町などでゲスト講演を行う。

2006年

(株)ニトリより応援基金

2006年
今日までの「赤麦を守る会」の活動が認められ、株式会社 ニトリより「北海道応援基金」の助成を受ける。
作付け面積の拡大、本格地ビールの開発、各種イベント企画、赤麦商品の開発など、より活発な活動を行っている。

本格ヴァイツェンビール

2006年6月
十勝麦酒醸造株式会社(十勝ビアファクトリー)で、本格地ビール「赤麦バイツェン」を開発。

2007年

ビール製造を十勝ビール(株)に変更

2007年5月
製造先を十勝ビール株式会社に変更

2010年

ビール製造を大雪地ビール株式会社に変更

 
 

2010年

大雪地ビール株式会社にて新「赤麦鮮烈」誕生

2010年4月 より洗練され、すっきりとした飲み口になっています

2011年

2011年現在の赤麦商品「赤麦鮮烈」「赤麦うどん」「赤麦粉」「赤麦ポストカード」など

道の駅 美瑛「丘のくら」にて販売中