写真集「花のある風景」あとがきより

 写真愛好家の方から、「花を綺麗に撮るためにはどうすれば良いか」という質問を受けることがよくある。私自身、これといった撮り方を決めている訳ではないが、強いて言葉にするとしたら、それは「素直に撮る」ということを心がけている。
 なだらかにうねる丘陵地帯に咲く花々は、スケールが大きく写真写りも非常に良い。あまり小細工をしないで、ストレートに花の風景と向き合うことが大切だと思っている。丘の片隅でマクロレンズなどを使用して撮影している人を見かける。美瑛にしかない花ならともかく、その様な写真は街中の公園でも狙うことが出来るので、是非美瑛でなければ撮れないような構図を狙ってもらいたい。
 本書の特徴は、撮影場所や撮影の仕方をメインに、すべての作品に解説を記述している。観光用の花畑の頁には場所を付記してあるが、それ以外は緑肥用や作物として植えてあるので、毎年同じ場所で見られるとは限らない。丘の彩りでもいえることだが、是非自分の目と足で発見してもらいたい。

B-6版 32ページ
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